春夏だから白パン、というわけではありません。ホワイトがトレンドカラーとして台頭している今、ボトムズから冬にもホワイトカラーを取り入れるのはいかがでしょう。とくにモノトーンコーデに注目が集まる今シーズンはなおさら白パンが重宝します。どんなスタイルにも合わせられて、しかも簡単に上品リッチなラグカジスタイルが仕上がります。

モノトーン コーデ スラックス パンツ

これ一枚でパンツコーデはキマる!ホワイトパンツの冬コーデ

やはり白パンを作らせたらエミネントの右に出るものはいません。この日の白パンはニットジャージーを使った、いつも愛用しているカルツォーニ。デニム代わりの白パンにライダース&白スニーカーを合わせたら、レザーブルゾンの男くささを中和するこなれたコーデが完成します。シンプルかつベーシックなアイテムの組み合わせなのに、さりげなく新鮮味が溢れています。 デザイナーの後藤氏曰く、 「この白パンツは、エミネントがカルツォーニスポルティーボのために作ったピュアホワイト。最近スポーツものが流行りだけど、ブランドアピールしてないぶん、むしろこっちのほうが気負わず穿けるんじゃないかな。実際白はトレンドカラーなので、差し色的に着るのが今年っぽい。シャツやニット、デニムも白が気になるよね。」

「そう簡単に白パンなんて…」と言う人に、カルツォーニからカジュアルに白を着る極意を伝授。

「白パンを穿くときの一番のポイントは、キザにならないように抜きどころを作ること。今日はシャツじゃなくて、タートルネックニットにしたのがポイント。それに、ハイゲージよりミドル~ローゲージのざっくりした素材ならリラックス感覚で着られるし、純白とブラックでモノトーンにまとめたならカジュアルな雰囲気も出せる。デザイン的にはドローストリングってところはハズせない。グレー系のトップスやGジャンなんかと合わせて、モノトーンに着ればいやらしくなることもない。マフラーやストールなんて小細工もいらないし、意外と昼でも夜でもイケる流行りの白。今年白着なかったらいつ着るの? っていうぐらい。デニム感覚で着てみたら、これ1枚でパンツコーデがキマる! って言いすぎでしょうか」

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フレンチマリンにも溶け込む白パンはオールシーズンのマストアイテム

オンのボトムズはウールのグレースラックスが大定番。ではオフはといえば、インディゴブルーのデニムやベージュチノあたりでしょうか。しかしオールシーズン、リッチな大人のラグジュアリーカジュアルには、断然白のパンツがオススメです。 白ってちょっとキザに見えるかも知れませんが、ドロストならそれも気にならず、スポーティーなスタイリングに似合います。それよりなにより、汚れやすい白を気軽に着てしまうところに、大人の余裕が表れるので、いつものスタイリングを白パンに替えるだけで、着こなしのランクだけでなく気分もぐっと上がるというものです。 たとえば夏によく着るこんなフレンチマリンなボーダーTのカジュアルなスタイルは、チノパンもしくはデニムあたりで合わせても、わりと無難にまとまりますが、白のドロストパンツにしたらスポカジマリンな気分がぐっと高まりました。ドロストだからとスポーティーに穿くのではなく、きちんとマリンな気分を取り入れてコーディネートすれば、上品見えするポイントです。

いかがでしたか?白パンやモノトーンの色合わせやコーデに悩んだ時に、このパンツが参考になりましたらとても嬉しく思います。

モノトーンコーデというとどうしても「トップス・アウター・シューズ」に気を取られがちですが、合わせるパンツでコーデの印象が変わってきます。白パンツの色合わせに悩んだら、ぜひモノトーンコーデを意識して、パンツファッションを楽しんでください!