2024年2月5日 / 最終更新日 : 2024年2月5日 eminent-admin エミネントスラックス

松浦物語｜Matusuura Story Spring 2024 No.9

穿き心地が決まる重要な工程

（千葉）　『尻縫いは、上部の３㎝の縫い代から下部の１㎝の縫い代になるように、徐々に狭く縫わなければいけません。
カーブを作りながらの縫製は、定規はなく長年の経験と感覚だけが頼りになります。常にお尻のフィット感と合わせて、ウエスト寸法にも目線をおいています。
更に柄物については、横柄だけでなく縦柄も左右対象になるように、少しずつ柄を合わせながら縫わないといけません。』
まさに、スラックスの穿き心地を決める工程と言っても過言ではありません。

『主人を始め、自分の身内に穿いてもらうんだ。と言う気持ちで１本１本エミネントファンの方に向けて、心を込めて縫いたいと思っています。』と今後の仕事への思いも語ってくれました。

前田　泰祐　Maeda Taisuke

長崎生まれ、横浜育ち。武蔵野美術大学卒業後、デザイナーの道に進む。現在はミナトマチファクトリーに所属し、商品デザインを担当している。『この度はイメージイラストの制作に携わらせていただきありがとうございます。皆さんの丁寧な作業や、一致団結して製品を作られている様子からイメージし制作いたしました。このイラストが皆様のチカラになればと思っております。』

プロ野球阪神タイガースのヘッドコーチとして、38年ぶりの日本一に貢献された松浦市出身の平田勝男様（６４歳）が、凱旋帰郷された折、同級生の御祝の席へエミネントスラックスの前田周二が、お邪魔させて頂きました。　「オー　お前誰や！」　開口一番　声をかけて頂き、野球繋がりの先輩よりこいつは、野球の後輩で、エミネント勤務とご紹介頂きました。「オー　知ってる知ってる　良いスラックス作ってるよねー！優勝したんぞ！スラックスもってきたーー？」と　すっごく、おしゃれで元気が出るツッコミを頂きました。
もちろんメジャー持ってきてます！　採寸させて頂き、パンタロナイオ尾作隼人氏監修の当社新開発パンツを後日お届けした次第です。２タックですがフィット感があり、テーパードに裾はスマートに細く仕上げました。

「オー　前田くん　いいよーいいよー　ありがとう！良いスラックスだーー　素晴らしいーー　寸法もバッチリ　足が１cm短いかぁー」ありがとう　ありがとう　をお電話でたくさん頂きました。　熱量が半端ないし元気が湧いてきます。また、ご丁寧にご実家のお母さまからは社員でご近所のバドミントン仲間でもある副島美智子を通じて、お疲れ生サイン入りポスターとタオルを頂いた次第です。温かいハートをお母さまからも頂戴いたしました。バドミントンの時間も、お母さまが元気の源と副島からお聞きしました。
平田ヘッドコーチからは、　「応援するよ、しっかりスラックス作って頑張ってなー」とお言葉頂きソフトバンクファンの私は、コロッと阪神タイガースファンになったのは言うまでもありません。平田ヘッドコーチ　今年も日本一連覇期待しております。全国のエミネント百貨店売り場へお顔出して頂けますと幸いです。お待ち申し上げております。　

　2024 SPRING & SUMMER『エミネントパターンオーダー』厳選された豊富な生地でお好みのシルエットとウエストサイズでお作り出来るエミネントのパターンオーダースラックス。この春からはリニューアルし、より一層お客様のご要望にお応え出来るようにオプション内容を強化して生まれ変わりました。上質な穿き心地をお客様へ提供するために改良したジャストサイズの1 本を長崎・松浦の自社工場で、スタッフが心を込めてお作りいたします。
　この機会にぜひ各百貨店のエミネントにお越しいただき、新しく生まれ変わりましたパターンオーダースラックスをお楽しみください。

2024年1月9日～12日にイタリアフィレンツェにて紳士服の祭典と呼ばれている Pitti Uomoが開催されました。当社もコロナ禍を挟んで13回目の出展となりました。初めてフランスの小売からオーダーを貰ってから、いまでは17カ国へ輸出実績を得るまでになりました。世界的なSDG’sとカジュアル化傾向を踏まえて、前回よりエシカルコンセプトの新ブランド”ROOP”を出展致しました。リサイクルデニムやポリエステルに加えて今期はリサイクルウールを素材開発、リサイクルツィードのワイドシルエット商品がとても人気がありました！今回もイタリア、フランス、ポーランド、中国を始め、多くの新規先と繋がることができ、長崎県松浦市から世界に発信されるスラックス物語を広げる事が出来ました。これからもまだまだ頑張っていきたいと思います。