前回、モノトーンコーデのチノパンツをご紹介した際に、「フェード感のある製品染めなら、誰でもカジュアルに着られるのでは」 と後藤に紹介されました。その際、「どこか田舎くさいような、学校の先生みたいに見えちゃうような気がしていて、ホントはコーデュロイって苦手だったんだよね」 とも思っていた我々ですが、あれからすっかりコーデュロイの魅力にとりつかれました。
「若い世代にはコーデュロイ自体が新鮮みたい。起毛素材の温かみは、とっつきやすいと思われるか、話しかけやすいらしく好印象です。それと意外と評判が良いのは上の世代の方とご一緒するとき。普段からコーデュロイを着慣れている世代には、製品染のビンテージ感が新鮮なうえ、ギラついてないのにほのかな色気も漂うので、大人の女性からもモテるようになったように思います（笑）。」
そんな後藤が目をつけたのは、ベージュのコーデュロイパンツ。普段から愛用するスリムシルエットの一本は、ベージュというよりゴールドベージュという表現がぴったりのラグジュアリーカラーです。ウォッチポケットを備えたノータックのスーパースリムタイプは30型。トップスは細身のパンツに合わせたモダンなフォルムで、いまどきのカジュアルスタイルとして日常使いができる組み合わせです。そのうえ素材はポリウレタン混を使用しているので、ストレッチ性をもっています。
「遊びに行くときはもちろんですが、これは仕事にも着ていける。ベージュのコーデュロイは、それこそみんなが気にしていた野暮ったい雰囲気になるかと思いますが、ブロック状の畝になったコーデュロイにもこだわりました。縦縞が強調されることなく、普段のチノパン感覚で穿ける合わせやすさが魅力。それでいて妙なファッショニスタになることもないところがいいんです。今日みたいなタートルネックで簡単にコーディネートできるし、タイドアップでジャケットを合わせてもいいかも。」
この冬、コーデュロイはまだまだ活躍しそうです。

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