松浦物語(番外編)|青島

こんにちは、エミネントスラックスです。

エミネントは、「ファクトリーアパレル」をミッションとしています。
地域に根差した工場と一緒に、スラックス文化の発展と継承を志すスラックス専業のブランドです。

エミネントの商品は大自然と歴史、文化が育む長崎県松浦市で生み出されています。

『松浦物語』番外編では、長崎・松浦と周辺の魅力を、より季節を感じていただけるようなリアルな内容でお伝えしていきます。

更新は不定期になりますが、ぜひ松浦の魅力を感じてください。

青島

松浦市の御厨港から定期船で約20分。北松浦半島から北東1.2km、伊万里湾の口部に浮かぶ島が青島です。外周約10kmの小さな島は、鎌倉時代中期に起きた元寇襲来での激戦地として知られ、島東部の漁港の周囲にある集落に人口のほとんどが集中しています。

宝の浜

島民のほとんどが漁業を営み、1年を通じて海の幸に恵まれた「青島」。3世紀の書物「魏志倭人伝」にも「末羅国(まつらこく)」としてその名が残る大陸の窓口。古くから水産業が盛んな地域として知られ、広く交易が行われていたといいます。 はるか1000年以上昔から、魚を獲って人々が暮らしてきた歴史をうかがい知ることができる島です。

森を抜けたところで一面に広がる玄海の美しさは筆舌に尽くしがたいインパクトがありました。島の南側は以前訪問した時に探索しましたが今回は島の北側4㎞ほどめぐってみました。群青の日本海の雰囲気と、強い海風にさらされた嵐で荒れた雰囲気、土地にへばりつくように建てられた海辺の小屋、誰も歩いていない海辺に続く一本道、「宝の浜」の夕日の美しさは有名で、晴れた日には平戸大橋、大島、鷹島をのぞむことができるそう。猫と海鳥も暮らす島は、とてものどかです。

長崎県北部の松浦の離島「青島」でも、終戦後は1000人もの人が暮らしていましたが、近年急激に島離れが進行。高齢で船を出せなくなった漁師も増え、産業は非常に乏しくなってしまいました。アジ、イワシ、タイ、イカ、アワビ、サザエ、ウニなど、青島周辺の海は豊かな海産物に恵まれています。天然魚だけでなく、マグロ、フグ、ブリ、カキ(イワガキ)などの養殖も盛んです。青島の漁師たちは、それらの資源を枯渇させないよう、決めたルールをしっかり守って持続可能な漁業を実現させています。そして、漁業と観光業を主軸とした商品を自分たちで開発し、青島の産業を活性化させることで、過疎化を解消しようと考えています。離島住民たちで自立・自走するプロジェクト「青島〇」も運営しています。

「青島〇」オンラインショップはこちら

松浦物語本編はこちら

前回の松浦物語(番外編)はこちら

松浦のコスモス エミネントスラックス 長崎

好きな時に気軽に試せる【試着サービス】

パンツ職人 尾作隼人との共同開発

スラックス ズボン 尾作 パンツ 職人 匠 日本製